慰霊堂。

今朝の地震、偶然にも慰霊堂の中で、子供達の絵の展示を手伝っていました。
この建物、耐震補強はこれからで、大きな照明器具も落ちるかもしれないので、外に出た方が良いとのことでした。後で、聞いたんですけどね。。。

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慰霊堂のこと。

 墨田区横網町公園の中の東京都慰霊堂、ここは90年前、被服しょう(軍服等を造る工場)跡で広場になっていました。
9月1日、大地震の後、警官に誘導され、ここへ避難して来た皆の家財道具に火が付き、、、火災旋風が巻き起こり、3万8千の人がここで亡くなりました。
その死者を弔う為に建てられた建物です。(昭和五年)
過ちを繰り返さぬように、震災の時に飛び交ったデマで殺された朝鮮人の追悼碑もあります。

その後、東京大空襲でなくなった人の御霊も奉安されました。
毎年、震災のあった9月1日、空襲のあった3月10日に大法要が行われています。
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今年は震災から90年、大きなイベントとして、一週間首都防災ウィークとして催しが行われています。
8日には、もう、数少ない震災経験者が(97歳)が当時の話をしてくれるのだそう。

今朝は、晴れていたのに急に雨が降ったり、地震が起きたり、
なんだか、ここで眠っている先人達の仕業なんじゃないかと思ってしまいました。

設計:伊東忠太

おまけ。
霊獣その1:鶏冠のある鶏。

霊獣その2:ガラス玉をくわえた龍。


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