燃えない壊れないまちづくり。

昨晩は墨田区の新制度、防火・耐震化改修工事にかかる講習会へ。
12月から耐震補強工事と一緒に準耐火建築物並みの改修をする家に助成がでます。

準耐火建築物並みにするとは主要構造部を準耐火構造に、延焼のおそれのある範囲の外壁の開口部に防火設備を設けたものです。
耐震診断で、壁の改修に着手するのであれば、防火、断熱を一緒に考えるのが合理的です。
お住まいの地域が当該地域であるかは9月1日の墨田区の広報に掲載されています。
http://www.city.sumida.lg.jp/kuhou/backnum/120901/kuhou02.html

現在の建築基準法では地震と火事は一緒におこらない想定でできています。
ところが墨田区の木造密集地等は、古い建物が多く、隣との間も狭く、耐震補強をしても、、、ひとたび、火事が起きれば延焼してしまいます

火災時外から延焼しないこと、内側から隣りの家へ火災を広めない事が目的です。

上は墨田区内の「シュミレーション」ですが、準耐火建築物の割合が50%となると、燃え広がりが押さえられる結果となっています。黒い部分は焼失したところです。

避難の時間、消火の時間が確保できる想定です。

区の制度の概要2012年9月1日の広報↓
http://www.city.sumida.lg.jp/kuhou/backnum/120901/kuhou01.html#kuhou03

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