図面は建物とご一緒に。

図面は家のカルテのようなもの。
たとえ住まい手の手を離れても建物がある限り、、、
図面は建物と一緒に管理をしていただきたい〜。

なかなか一般の方はそう思ってくれなくて、大汗。
相続時や建物を売買した時に処分してしまわれることがしばしば。

図面が残っていて検査済証があると、、、増築をするのも比較的難しいことはありません。
現在の建築基準法に合うように是正しなければならない部分はありますが、

確認申請が必要な増改築をしようとする場合。
図面がなくて、検査済証がないとなると、、、
新築時と同じ図面を起こさないといけません。
基礎の状態、金物の状態など、柱がどこに入っていて、、、というような。
できないことはありませんが、かなり時間と手間がかかります。

リノベーションでも全く図面がない場合は可能な限り情報収集をします。
下記の1)〜4)を取り寄せれば、

1)登記簿謄本(建物)→法務局
2)建物図面→法務局
3)建築概要書→建物のある自治体の建築課
4)記載事項証明書→建物のある自治体の建築課

竣工年、敷地面積、建築面積、延べ床面積、建物の構造、確認申請を出しているか?、検査済書をとった建物か?
設計者、施工者、前面道路の幅員や種類
などがわかります。

途中で設計変更していたりすると、
書類によって食い違いがあったり、検査済証が無かったりします。

リノベーションしたくなったら、ご相談前に入手してみてください。
ちょっと硬いお話しでしたので、柔らかい猫の写真をば。

information

前の記事

2月の住宅相談窓口。
blog

次の記事

けん玉横丁長屋。その1